このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の成長物語?
にしては、相手は変われど同じような恋愛の仕方をしてるだけで、大して成長してませんよね。
遠回りしながら、理想の人に辿り着く話?
だとしたら、初回からいた大先生を異性としてずっと意識しないっていうのが不自然なような。そんなに急に、尊敬や友情が「たった一人の人」になるかなぁ。
父親のような感情から、恋人のような感情に変わるのも不思議です。
イケメンをたくさん描きたかった?
すべてを主人公が好きという設定にしてしまうと、散らかり過ぎるので絞って頂きたかったです。
なんだか、ありふれたストーリー展開は嫌だからこねくり回す、みたいな、まるでキラキラネームを子どもにつける親のような作品でした。それで辻褄を合わせるので、主人公のキャラもブレてしまっているような。
個人的には、未来エンドが良かったですね。主人公を好きな理由がしっかりしていて、終始主人公のことを想って尊重していたのは彼だったので。ただ、10年も好きだったなら、幼い日のエピソードを入れてくれたりするともっと感情移入できました。
未来と付き合った日の、成の行動は嫌悪感が半端なかったです。主人公はあんな思いをしてようやく立ち直りかけたのに、まだ未練があるような描写も私には理解不能でした。
絵やテンポや、ふわりちゃん・綾乃ちゃんといったサブキャラは魅力的だったので、主要な部分がだめで残念でした。
あ、あくまで個人の感想です。