トリプル・トラブル Ⅲ 人魚の記憶
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トリプル・トラブル Ⅲ 人魚の記憶

スーザン・マレリー/七星紗英

三つ子長女の話

ネタバレ
2020年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは長女らしく落ち着いていて気配りのきく感じが三つ子の中では一番好みだし、ヒーローの姪っ子は健気可愛い、姉妹たちカップルのその後が見れると、それだけで終われば楽しい話でいいのだが、ヒーローがダメ男なのだけがマイナス要素。
ヒロインを異常に疑う序盤から、中盤盛り返してきたと思ったら、ベッドイン翌日のあのセリフ。独白で言い訳してたが、色んな意味でアウトだった。
後日、姪の説得を受けてあとを追ったけど、最初にヒロインの良さを知るきっかけも含めて本当に姪がいないと成立しないカップルのお話だった。
しかし、ヒーローのトラウマは多少同情するが、弟であるヒーローや仕事を捨てて夫への愛のみに生きる姉を見ておいて、四六時中一緒にいて肉体 関係まで結んだ秘書が愛情を求めないとか本当に思ってたんだろうか。
自分の肉欲解消のために秘書を道具扱いした結果の失敗騒動を持ち出して、自分が求めたら云々とヒロインを振ろうとしたのは非難はすれど、同情はできない。
三人のヒーローの中では一番ハイスペックそうだが、中身は一番ダメンズだった。
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