この男、猛獣につき要注意。【電子限定特典マンガ付き】【コミックス版】
弓槻みあ/青井千寿/ache
このレビューはネタバレを含みます▼
弓槻さんの絵が前から気になっていたので、安売り時に2巻までまとめて購入。
2巻通しで読んだが、なんだろう、全く萌えない。
絵は綺麗な方で、裸体もおかしくは感じない。
Hシーンは長めで、通常なら興奮するポイントのはずなのに、またやってるのかといっそ真顔になってしまうほど、このカップル萌えがない！
ヒーローが猛獣というよりさかってる犬にしか見えないタイトル詐欺なのはいいとして、主原因はヒロインのキャラクターか。
黒髪可愛い系で、隅に追いやられてる系ヒロインとかむしろ好物なんだが、流されやすすぎるのと、口で好きと言ってはいるが結局ヒーローのどこが好きなのか全く伝わってこないところがダメ。
２話のHシーンとか常識ぶるわりに、だいぶ頭おかしい言動だったし、健全なデートをといいつつ、ジョギングしただけでその日のうちに最後まで許すし、強引に来てくれれば誰でもよかったのではという印象。
元カレのくだりも、元カレ最低だが、プロポーズと大差ないこと言われて同意したのにアメリカ行く前に入籍もせずいたのにポカーン。え、アメリカで籍入れる気だったの？ 戸籍のこととか考えたら日本で事前入籍しとかないの？
このあたりで、ヒロインのキャラがおかしいのではなく、そもそも原作がおかしいのかな、という疑惑も浮上。
2巻では、ヒーローの政略結婚を匂わせて二人の交際を牽制していた従兄が、実は政略結婚で失敗して後悔してるという心理的矛盾。同じ失敗ヒーローに押し付ける気だったんだ？ そしてヒロインの笑顔を見たぐらいで落ちる従兄。読んでて頭が痛くなった。
その後の観覧車Hのシーンも、角度が変われば後続車の従兄の子供に見られるかもという発想がゼロなヒーローにドン引きし。
これは原作からアウトな物件だったようなので、この原作者のはもう買わないようにしたい。
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