なぜ星は5つしかないのか





2020年3月20日
身寄りのない新聞配達員の主人公、壮絶な過去とそれにまつわる事件を起こし監察中の身だった。新規の購読者の男性と出会い、というお話。もう一度言います。なぜ星は5つしかないのか。安西作で涙が出たのは初めて。珍しく特殊設定。本を開いた直後から即自分も話の中にいます。そして本の中の設定、場所や空気が色彩豊かに目の前に広がる感じ。圧倒的なおもしろさはひねた私でさえ文句の言いようがない。読んだら終わりのサスペンス展開かと思ったけど、まだおわらないまだ終わらないと続くんです。これは読んだ方がいい、そして読んで良かった。

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あさ宵 さん
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