卑弥呼~世界女帝列伝(フルカラー)
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卑弥呼~世界女帝列伝(フルカラー)

倉科遼/南恵夢

古事記ガン無視設定

ネタバレ
2020年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 調べればすぐにわかることですが
スサノオはイザナギの子で
生まれた地は宮崎の阿波岐原。
アマテラス、ツクヨミに並び三貴神とも呼ばれる神様です。
卑弥呼は色々不明ですが
大国を治めたにも係わらず日本の文献に記述がないという矛盾から、名前を残した人物の中から該当者としてアマテラスもしくはカムオオイチヒメではないかという説があります。
スサノオの嫁にクシナダヒメ、カムオオイチヒメが挙げられ、またアマテラスはスサノオの姉ではありますが、誓約により夫婦でもあるという見方があり、いずれにしても卑弥呼とスサノオが繋がるこの作品の展開は面白くはありますが、スサノオの出雲制定に力を添えたのはクシナダヒメであるとするので、この時点で卑弥呼が出雲に出没してスサノオと?ということには眉唾ですね。
フィクションといえどまことしやかに女帝列伝として語るならば、古事記、日本書紀を無視した解釈は素人目にも如何なものかと思います。
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