静かな熱情





2020年3月29日
幼なじみの茅比呂と克己。大人になりそれぞれの立場は変わり、老舗和菓子屋の若旦那と番頭へ…互いに秘めた恋に想いを馳せながら、もどかしい。頑なに番頭として、若を支える克己の静かな熱情が、ひしひしと伝わり切ないんです。 そんな二人の間に割り込む取引先の社長の杜が、チャラいのかと思いましたが、真剣に茅比呂を見ていたことが意外でした。いいスパイスになったかなぁ。
ただ、ちょっと肩透かし感があるかなというのが、正直なところです。静かな熱がもっと熱を帯びて、爆発するかと思ってましたが、あっさりくっついて、あれ?って感じです。丸っと一冊、この表題作で、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。
同時収録はなんと、取引先社長、杜さんの話です。あまり好きな話ではありませんでした。だから余計に表題作を丁寧に描いて欲しかったなぁ…
何と表現していいのか、語彙力なくて難しいんですが、嶋二さん独特の癖がモヤモヤともやつかせる。楽しい恋がなくて、どのストーリーも背景に訳ありとか障害ありきで、しんどい。一応ハピエンを迎えるけど、なんかスッキリしないみたいな…でも読んでしまう、不思議な魅力です。
ただ、ちょっと肩透かし感があるかなというのが、正直なところです。静かな熱がもっと熱を帯びて、爆発するかと思ってましたが、あっさりくっついて、あれ?って感じです。丸っと一冊、この表題作で、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。
同時収録はなんと、取引先社長、杜さんの話です。あまり好きな話ではありませんでした。だから余計に表題作を丁寧に描いて欲しかったなぁ…
何と表現していいのか、語彙力なくて難しいんですが、嶋二さん独特の癖がモヤモヤともやつかせる。楽しい恋がなくて、どのストーリーも背景に訳ありとか障害ありきで、しんどい。一応ハピエンを迎えるけど、なんかスッキリしないみたいな…でも読んでしまう、不思議な魅力です。

いいねしたユーザ1人
-
miyo さん
(女性/50代) 総レビュー数:1238件