【単行本版】獣とΩ
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【単行本版】獣とΩ

青井さび

記憶を失ったα×傷を抱えるΩの再会もの

ネタバレ
2020年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 言葉も記憶も失くしたα・テツ×純血主義の名家に生まれたΩ・栄史。Ωと判明した途端に家に捨てられ、養子に入った先で虐/待に遭い、αを恨みながらひっそり暮らしている栄史。路地裏で出会ったテツを保護するも、テツはかつて自分を噛んだ(未遂)αで、憎しみと今のテツの優しさとの狭間で揺れ動く。評価が低かったのでどうかなーと思いましたが、2巻まで読むとだいたい理解できました。ただαの獣化についてはタイトルにも入っているので最初の方で説明した方がいいかも。どうやらΩの発情にあてられるとαが獣化するっぽい。Ωの扱いがことごとく酷く、特にクロとの関係は切なすぎた。ツッコミどころは多いけど一応破綻はなく、他のΩ達も明るい表情で終わっているのでよかった。でもやっぱりなにかと重いようで軽いというか、特にテツ父にはいろいろつっこみたい(笑)よく考えると意外とテツも大したことしてないので、これはΩが力を合わせて幸せになるお話です。
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