蜜林プリズン~100人の絶倫マッチョと囚われの私~
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蜜林プリズン~100人の絶倫マッチョと囚われの私~

唐橘毬耶/spika

これはバッドエンドかな

ネタバレ
2020年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題。作者の絵と作風が知りたくて読んでみた。
以下完全ネタバレなあらすじ。
不老長寿の薬を求めてジャングルの奥地へやってきたヒロイン。ガイドに襲われ逃げようとし、崖から転落。
目を覚ますと、不老長寿を維持する薬の副作用で男しか生まれないという奇妙な村にいた。
薬の秘密を知りたいヒロインは生き残るためにも、子供を産めという要求を飲んで、男たちの性奴隷となる。しかし、男たちの性行為の要求が昼夜問わずとひどくなり、肉体的にも精神的にも疲弊していく。
そんな時、ヒロインを尊重し、身体を張って助けてくれた世話係の村人と心を通わせ、心から愛し合うようになるが、愛するがゆえに他者との行為が辛くなってしまう。耐えきれなくなったヒロインは、恋人と二人で生きる術を得るために、ついに村を出る決意をする。
だが、ヒロインがもう戻ってこないかもしれないと思った恋人が裏切り密告。ヒロインは罰として恋人の前で大勢にレイ プされ続けることに。裏切られたことも手伝ってヒロインは恨み言を吐きながら男たちに抱かれる。
村長にお前たちは自由だと許され、二人が水辺で再会するところでエンド。
最初は守銭奴で図太くたくましいヒロインが、恋を知って変わる展開は良かったのだが、やはり最後の展開が。
ヒロインは恋人の裏切りを嘆いていたのに、ひどく穏やかな顔で恋人と再会。でも一言も発せずただ微笑む訳とは?
子供を産ませるのが目的だったのに、自由に生きることを許した村長の心とは? そういう点が不透明なまま終わってしまうので、非常にもやもやしてしまうエンディングとなっている。
深く読むなら、作中では月日が経過していてヒロインは子を産んだ(ないし子供を産めない身体になった)ので、恋人に下げ渡されたとも取れる。が、ヒロインは心の底では恋人を許してない。更に村長の自由にというのは、村から出て行けとも取れる。村を離れると恋人は3日で老い始めるという危険に晒される。となれば、悲劇的結末を迎えるだろうことがラストの文字でも暗示されてるというところか。
公式のノリの軽いあらすじと序盤の展開でこんな終わりになるとは思えないので、評価が下がるのもやむなし。
絵は綺麗だったが、恋人の村人とその他の見分けがつきにくかったのは今一つ。髪型と耳輪のあるなしぐらい?
複数プレイでなければ、登場人物も限られるだろうし、ほかの作品に期待したい。
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