いくじなしの君に捧げる
」のレビュー

いくじなしの君に捧げる

三島一彦

小〜中学生:幼馴染以上の気持ちの芽生え

ネタバレ
2020年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんの心にズシリとくる話◎
幼馴染ニコイチな二人。小学生〜中学生の多感な揺れ動きを丁寧に追う話。青士とひなた。

思春期を迎え幼馴染以上の気持ちに気付く二人だけど、ひなたが小学生の時に変質者に襲われそうになった事が、同性愛=変質者との壁を作ってしまいもがいてしまう。

自身の気持ちを否定して相手を傷付けて、自分も傷付いて苦しむ姿はとても切ない。諦めずにゆっくり辿り着けたピュアな涙には貰い泣き^^;おばちゃんも未だにいくじなしが顔出すよ!と言ってあげたくなる可愛い二人だった。今頃どんな二人に成長してるんだろう!!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!