細氷と溶ける【コミックス版】
」のレビュー

細氷と溶ける【コミックス版】

粉子すわる

亡くなった人の足跡を辿る旅

ネタバレ
2020年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ルイに魅せられた高校生・和志×先生への想いを抱えるルイ。兄に勧められた展示会で、いつもバス停で見かけていた美しいルイと出会った和志。それから3年、セ/フレ関係になっている二人。亡くなってしまった画家の先生を追い続けるルイを追う和志、二人の旅路。冬の北海道が舞台で、雪深い景色やルイの儚げな風情からも寒さが伝わってくるよう。切ない雰囲気だけど、ルイが最初からいろいろ語ってくれるので展開も思惑も意外性なくすべて予定通り。さらに展開も早く淡々としてるので、もう少し時間の流れとか先生との日々とかを丁寧に描いて欲しかった。せめて和志と過ごした3年間の重みは感じたかったな。和志はいい男に育ちそう。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!