お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました
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お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました

富樫聖夜/まち

374頁 ヒーローに秘密が多すぎる

ネタバレ
2020年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無表情な王様×お飾りなので外出て働きますね!王妃。ヒーローsideあり。
王様には呪いあり。ですが、すぐにその呪いが何か分かります。が、タイトルにするほどウサギもふもふメインではなかったですね。もっとウサギ出てくればよかったのになぁ。

個人的にヒロインの立場でお話を楽しむタイプなので、ヒーローや周りの登場人物等に(ヒロインの事を思っていても)重要なことをヒロイン本人には秘密にしているのはあまり好きではありませんでした。
ヒロインが働いているお店も組織のもの、懇意にしてくれる人も実は変装したヒーロー、アレもコレも用意されたものに感じて、ヒロインの立場からしたらあまり気分良くないのではないかなぁと思いました。ヒロインが狙われてるのも黙ってるし離宮に移動するのも理由を話さないし、ヒロインのギフトについては黙ってるのはわかるけど、あまりにもヒロインを大切にすることばかりで本人の気持ちを考えてない。ヒロインの気持ちを蔑ろにするのは辛いけど仕方ない、みたいなヒーローにちょっとイラッ。これじゃ一人相撲じゃないか。と不満が多いです。

あらすじや設定は好きですが、ヒロインに秘密というか騙してるようなことが多くて。ストーリー上仕方ないとは思うんですが、どうも自分好みとは違って期待はずれでした。

最後はもしかして続刊するかも?みたいな伏線なんでしょうか。続きを買うのはちょっと考えちゃいますね。
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