このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みはよくある感じがしてスルー仕掛けたんですが、読んでよかった。しっかり創り込まれててじんわりキュン。性奴隷扱いの不憫で気丈なΩ奉公人が、ネコ獣人の外国人紳士によって人として扱われ心を通じ合わせていく、優しさに包まれ解されていく感じがグッとくる。オメガバースは人間だけで、獣人の発情設定と構成の上手さがこの作品の魅力。黒猫獣人紳士の描写がカッコよくて美しい。同僚のネコ獣人がタイプ違いの三毛猫でこちらもステキ。大正時代の身分差が上手く生かされてる。肉球ネタ最高。