皇帝の胃袋を掴んだら、寵妃に指名されました~後宮薬膳料理伝~
佐倉伊織/ゆき哉
このレビューはネタバレを含みます▼
皇帝陛下×薬膳に詳しい少女。ヒーローsideなし。
ヒロインは、医師ではないけど薬膳に詳しくて、体調の悪い人に薬膳料理を振る舞うことで生活している村娘。
ヒーローは村にある離宮に突然やってきた身分の高い人……だったが?
というふたりのお話でした。
ヒロインは顔を見ただけでここが悪いのかな?と気づいたり、寝る時に手を握ってあげるなどよく気がつく優しい女の子です。両親が3年ほど前になくなっているため、お世話になった村の人のことも家族のように思っています。
ヒーローはヒロインと薬膳を通して半年ほど半同棲みたいな生活を送り、再会した時は皇帝になっていました。
そこからグッと話が進んでとにかく面白かったです。ふたりの秘密の交流や後宮ならではの問題にぶつかるヒロイン、見ていてハラハラ飽きませんでした。
ヒロインは人のこと、ヒーローのことを考えて行動ができる子なので聡明なところも好感触です。
ヒーローは後宮を持ちながらも誰のところにも行かずにただヒロインのことを想っているのも良かった。
薬膳のお話も多く、勉強になったりお腹が空いたり…笑
漢字が多くて読み飛ばしそうだなぁと思いましたが、イッキ読みしたので結構すんなり入ってきました。
これからのふたりの話も読みたいなぁと続編でないかなぁレーベル的に無理かなぁ…と思うくらい楽しかったです。
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