このレビューはネタバレを含みます▼
真面目な話なのに、時々テンポ良く挟むコミカルなギャグが笑えます。ペルセフォネ(フォナ)のコンプレックスの赤髪も、美しいと受け止めてくれるハデス卿の優しさと、ハデス卿によって自信を持って生きる事の大切さに気付き、変わって行くフォナの姿勢が素敵でした。そしてストーリーは、ハデス卿の呪われた一族という不幸続きの実態を探るため、犯人探しのサスペンス的な展開に、ドキドキしました。ハデス卿の辛い境遇も、フォナとの出会いによって、愛し愛され、守りたいと思える人に巡り合えた幸せに、救われ報われて行く様子が温かく、胸が熱くなりました。フォナとお母様の確執が解けて行く様子も、良かったです。