残像スローモーション 分冊版
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残像スローモーション 分冊版

じゃのめ

天才の腐男子×努力家で繊細な仮面スパダリ

2020年4月21日
寮生たちによる、熱い部活動を舞台にした前作のスピンオフ。一瞬、昔の漫画を手に取ったのかと思うくらい、高校生が熱くて濃くて登場人物多くて驚いた。けれど、イケメンナルシストかと思いきや、実は繊細で情に厚い映画部の部長と、前作でも気になるキャラだった、次期部長候補、天才肌の二年生監督が、確執から同室になって、一転色っぽさに気づき。。。という出だしから魅せられる。笑えるし、切ないし、清々しい。幼少期にまで遡り、僻みや妬みと向き合い、それを曝け出して未来に進んでいく青春物語としても秀逸。古風な映画作りも愛おしく。まだ終わってないけれど、今の時点ですでに私の中では傑作です。
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