このレビューはネタバレを含みます▼
シリーズ最終作。第二作が一番好きだったので、星4と迷いましたが、シリーズトータルでやはり星5です!最終巻は意外にも、野球少年の集大成を描く漫画としても、感動しました。代打で呼ばれたとき、結果までは直接描写せず、お風呂場での回想シーンとメールの一言、それから布団にくるまりながら今井との電話でまくし立てるシーンで間接的に描写することで、引田の悔しさと今井の優しさが際立っていた。それから、言葉もナレーションも多くなく、笑顔で終わらせた引退シーンは不覚にも涙が出てきた。今井がどういう意味で引田を好きなのか、その謎(?)が直後に解けるけど、共感しかない。それを聞いて、珍しく引田から今井に抱きついて・・・という展開。本当に、物語の進め方と、見せ方両方巧いなぁと思います。スポーツ漫画好きじゃないし、男の子あまり格好良くないな・・・なんて敬遠してた過去の自分が恥ずかしい。読んで良かった!!