国境のエミーリャ
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国境のエミーリャ

池田邦彦/津久田重吾

この閉塞感!陰鬱さ!正しく社会主義!

2020年4月26日
かつてのソ連を中心とした東側陣営(日本の敵でもあった)の社会は、今の人にとってはSFチックに映ると思いますが、その管理されたディストピアぽいのに物凄く間抜けな構成を、IF世界日本で描き出しているハードボイルド(死語?)マンガがこの作品です。懐かしくも楽しい、そして今の時代ではむしろ新しい?
格差による社会不安や懐古主義から昨今、社会主義が見直されて再評価されてますが、現実はこのマンガのように実に酷い(笑い)もので、作者はよくわかってらっしゃると思います。だから世界観が非常によく描けています、池田邦彦先生分かってらっしゃる、そして俺こんな世界に絶対転生したくないです(暴走トラックに注意)。
でも主人公のエミーリャは可愛いです。もっともっと可愛くしていってください。もっともっとポロリしてまいっちんぐしてください。昔「裂けた旅券」という80年代作品で萌ヒロイン元祖とも言うべきマレッタを超えてください。
同志諸君の今後の活躍を期待します。
追伸 現3巻でエミーリャは益々ポロリしてくれてます、作者と編集に感謝します。スパイ物はお色気が無いとね。
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