王太子様は、王宮薬師を独占中~この溺愛、媚薬のせいではありません!~
坂野真夢
このレビューはネタバレを含みます▼
王太子×薬屋の平民。ヒーローsideあり。
「伯爵夫妻の甘い秘めごと」と同じ舞台で、20年後のお話でした。直前に読んでたので気づけました。前作のふたりが直接関わることは無かったですが、お騒がせしたサブキャラは出てきたので前作との繋がりを感じられて良かったです。
ヒロインは家族で薬屋を営んでいる平民の女性。一家揃って魔女の家系です。人の気持ちに寄り添える優しくて聡明な人です。
ヒーローは王太子で、国王から早くお妃を決めなさいとせっつかれるくらい女性に興味がありません。直情型というか、真っ直ぐ愛を語る人です。
ヒーローがたまたま怪我をして連れていかれたのがヒロインのいる薬屋。
ヒーローはそこで、ヒロインに一目惚れをします。
ヒロインは突然、王宮に出張薬屋を開いて欲しいというほぼ命令のお願いを受けてひとりで王宮にお店をかまえることに。
ヒーローは自分の身分を隠してヒロインに接するので、いつヒロインにバレるかソワソワして読みました。
すれ違うふたりの気持ちにハラハラ目が離せませんでした。
お妃候補に惚れ薬を奪われたり王宮からつまみ出されたり牢屋に入れられたり色んな困難(?)がヒロインに降りかかりますが、家族や周りの人に支えられます。モブの牢屋番までヒロインの味方になってくれて、本当にヒロインの人柄スーパー良い~!と思いました。
平民ということで心無い言葉や態度を受けることもあり、自分はヒーローに釣り合わないからと突っぱねるヒロインですが、ヒーローは身分なんて気にせず好きとヒロインに伝えるところが良かったな。
ヒーロー→→→→→→→→←←←←ヒロインって感じ。
楽しかったです~!
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