このレビューはネタバレを含みます▼
つぐみちゃんが樹に報告した場面の、樹の心から喜んでいる表情と、願っても願っても、叶わないことがこの世界にはあるんだね…と告げるつぐみちゃんの表情がとにかく切なかったです。世の中にはいろんな愛の形があるけど、子どもって2人だけじゃなく他人からも見える1番わかりやすい愛の形だと思うから、そういう意味で2人の遺伝子をもった赤ちゃんが見たかった( ; _ ; )
世の中にはこんな風に、望まれても生まれなかった命だったり、悲しくも望まれずこの世に誕生することなく消えていく命だったりがあるということを改めて考えてしまうような内容でした。
10巻の最後には2人の新しい希望がみえてきたので、はやく幸せそうな2人の顔がみたいです!