トンでもない俺のα【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】
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トンでもない俺のα【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

藤咲もえ

立読みでやられた______※続巻追記

ネタバレ
2020年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 獣人もオメガバースも特に好きというわけではなく、最初は興味が沸かなかったけれど、立読みで子ブタの凜の可愛さにやられてしまった。

成獣の姿になった凜やシノの背景が外国になったり、ブタにまつわるトリビアが散りばめられていたり、何回吹いたか分からない。このままラブコメディで進むのかと思ったら運命の赤い糸vs運命の番みたいになり、ドキドキした。

救済の意味も込めてシノの話も読んでみたい。



*2巻読了*

凜の強い母・菫人と父・ナダルの話が読めるとは思わず、2巻が出て嬉しいビックリ。菫人は昔から強かったし、ナダルが心優しい皇子なのも驚いた。

でも、凜が比呂を大事にするところやシノに打ち勝つ強さは両親から受け継いだものだと遺伝子の強さを実感。

運命の番だった比呂に振られてしまったシノの救済相手が凜の息子の空とは……。2巻は驚きが詰まった1冊だった。



*3巻読了*

お子ちゃまだった凜が比呂と子どもたちを守る素敵なパパになっていた。菫人とナダルの出番も多く、わちゃわちゃしながらも家族の強い絆がしっかり描かれ、みんなが幸せそうでなにより。

3巻では凜の運命の番が現れて少しハラハラしたけれど、凜と比呂の深い愛や菫人の強い仕置きでそれほど酷い展開にならなかったのもこの作品らしくて良い。



*4巻読了*

2巻で菫人に無体を働いた第3皇子のビシャードが再登場。ドレッドヘアの悪人顔に2巻読了時のイライラムカムカが再燃したけれど、ザマアミロな展開になったから溜飲が下がる思い。

豚種的に争いを好まないナダルが菫人との未来を守るためによく頑張ったなぁと嬉しくなる気持ちと菫人の相変わらずなツンツンが面白く、4巻も笑いながら読ませてもらった。

王族らしい絢爛豪華な結婚式に、もうどうにでもして(笑)な気分。
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