ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される
」のレビュー

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される

とびらの/紫真依

違和感だらけで没入感が妨げられる

ネタバレ
2020年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューが高評価でTwitterでも絶賛されていたので気になっていましたが、好きなイラストレーターさんで褐色肌ヒーローが珍しいなと思い、思い切って購入しました。しかし試し読みしてからにすればよかったと後悔。
まず文章がつぎはぎのような妙な違和感が常にあって、なかなか没入できませんでした。主人公のマリーと恋人のキュロスも、性格的に受け付けないというか、どうも私には合わなかったです。
キュロスがやり手の商人のはずなのに、致命的な確認ミスとほうれんそうができてないのが残念ですし、マリーが自尊心を取り戻すにあたって、最終的には毒親の両親と同レベルになってしまったのも残念。大勢の人の前で母親の外見を嘲笑うようなザマァをしてしまったのは、とても残念に感じました。

あと、印象的なエピソードや台詞、文章などが、ほかの作家の既存作にとてもよく似ているところがあって、思わず読み比べてしまうくらいには気になってしまいました。
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