このレビューはネタバレを含みます▼
期間限定読み放題で4巻まで。
マンションを買えてしまうぐらい安定した職について稼ぎもあって、実年齢より若く見える美人でそれなりにモテる自立した大人の女性、と書くとなかなかカッコ良い感じなのだが、男関係になると自立よりは依存してダラダラ、不満はあっても呑み込んで我慢して付き合い続けるという昭和の耐える女みたいな微妙なヒロイン。
まあ、そもそもは、37歳になるまでダラダラ付き合ってきたヒロインという恋人がいたのに、政略で若い女と婚約し、その後もヒロインとも関係を続ける医者の男がクソなんだけど。
そんな男に文句も言わず、婚約後も関係を続けて、新居にまで入れてしまうヒロインもどうなのか。
現状だと裏切った男が悪いで同情される流れで済むが、男側が結婚したら世間から後ろ指刺されるのはヒロインなんだよな。そしてそうなった時に病院にいづらくなるのもヒロインという。
それとも男との関係を継続させて婚約者に知れ渡っての破談狙いとかいうならいっそ感心するのだが、違うっぽいし。なんで別れないのか全く共感できない微妙なヒロインだ。サバサバ系と見せて実は察してちゃんなの? そんな察しのいい男ならそもそも他の女と婚約してない。
この作者の絵は好きで、原作ありの『花嫁の父』がよかっただけに、オリジナルの恋愛もようはどれもドロドロしてるかダラダラしてて非常に残念。
これもダラダラしそう。