このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いです。
個人的にただただ受けが可愛くていちゃいちゃ安心エッチを愛でれるだけで幸せですが、設定が実は奥深いと感じさせられました。
言葉を食べる妖怪(シロ)が真(主人公)から発せられる言葉を味わいながら成長していきますが、言葉それぞれに味があって美味しかったり不味かったり。その分、真を傷付けるようなことは一切言わず、真を傷付けるような言葉やセリフからは全力で守ろうとします。最初は不思議な設定だなーくらいにしか考えていませんでしたが、何度も読み返すうちに、二人が言葉を大切にしていることや相手を思いやって話をする姿勢に、普段無意識に放っている自分の言葉の重さを改めて実感しました。相手を傷付ける言葉ではなく、二人のように相手も自分も幸せになれるような会話をしたいなぁと考えさせられました。意図せず真を傷付けることになった友人から真を守ろうとするシロの台詞は必見です!!