このレビューはネタバレを含みます▼
悪獅子やら悪い噂のある冷酷な王太子×不遇の元平民令嬢。ヒーローsideあり。
ヒロインは10歳までは平民として、ガラス職人のお母さんと慎ましく暮らしてました。母が亡くなり、貴族の父の元へ。父には本妻と義理の姉が数人いました。父からも義理の家族からも、使用人からも疎まれていました。
ヒーローは実の父である国王に疎まれてひねくれた性格をしていました。悪い噂も半分正解って感じです。
最初はヒロインに対しても酷いこと色々するんですが、徐々にヒロインへ心を開いていきます。ここら辺、手負いの獣っぽくてタイトルに納得。ｱｯでも新妻になるの結構終盤だったな。
素直に気持ちを言えない性格で、でも純情だから顔を赤らめたりちょっと態度に照れが見え隠れして。読みながら、ﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝｯｯｯと言葉にできない感情とにやにやしちゃう場面が多々あって楽しかったです！
えっちシーンは無く朝チュンでしたが、お話が良かったので無くても問題なく。むしろえっちシーンで頁数減らされたら足りなかっただろうなと思うので、私にはこのくらいでちょうど良かったです。
ヒロインを一途に待っているヒーローもあり、最後まで自分好みでした。SSもあり、満足度が高いです！
あえて不満点をあげるならば、はじめての時、「血と砂埃の臭いがした」のに致したところですかね！！！場面的にわかるけど！！！気持ちが急いてしまうのはわかるけど！！はじめて！！！なのに！！！！せめて！！！風呂に入れーーーーーーー！！！！！と心で突っ込んでしまいました。というか抱きしめるなら甲冑脱いでからにしなさい。ヒロインも素直に「はい」って受け入れない。わかるけど。場面的にわかるけど。
あと世界有数の都市になるの2年て早過ぎない？？
ちょっと細かいツッコミらいくつかありましたが最後まで好みなお話だったのですごく楽しかったです！！
冷酷な騎士～も関連があるとの事で、機会があれば読んでみようと思います。
ありがとうございました！
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