なれの果ての僕ら
」のレビュー

なれの果ての僕ら

内海八重

『骨が腐るまで』も好きでしたが…

ネタバレ
2020年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『骨が腐るまで』の作者さんの新作と知って迷わず読み始めましたが、期待を裏切らない面白さです。人間の性善性を試す心理的なゲームが次々と課されていきますが、難しく考えることなくすらすら読めます。絵も綺麗で、たくさんの登場人物もきちんと書き分けられていて読みやすいです。
(グロさは控えめですが何人も死にますし、女の子が性的に酷い目にあう描写もありますので注意。)


2つだけ気になるのは、まずヒロインが『骨が腐るまで』の椿にしか見えない。頭がよく落ち着きがあって、モテモテの黒髪ショートの美少女って…見た目がほぼ同じなのは同じ作者さまなので仕方ないとしても、設定もそのまますぎるのでは…。

もう一点は、先生が唯一の大人なのに何もしなさすぎ。たまーに出てくると、そういえばいたんだった…と思うレベルで不自然ですが、それはストーリーと関係あるからなのか…。


たぶん2〜3巻では完結しなさそうなので先は長いですが、ずっと楽しみにしています!
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