このレビューはネタバレを含みます▼
偶然にも、いまひとつに思った別作品と同じ作者でした。どうりで……。どうも個人的に、この作者のヒーローは幼稚に見えて反感を覚えてしまいます。でも反対にヒロインは、他のTL作品で類を見ない程、人格的に素晴らしいんですよねっ。だからこそヒーローの小粒感が目に付くのかな。ヒーローさえしっかりしていたら好きな作品でした。もうっ何がイラっと来るかって、己の【ちっちゃい】憤懣や嫉妬や疑心を自分本位にヒロインの精神と身体へぶつけて来る所っ。年も離れた年下の子を相手にホンットにっ大人げない!! 出産目前のヒロインの安否を気遣えない無神経さも痛烈に嫌い。すれ違っても、少しは心にとめておけよ。お前の辛酸舐めた過去なんざ、最早どーでもいいんだよ! 妻子を想えよ! 未来を抱える愛しき人だと自覚したら、同僚にぐずってないで一直線に行けよ! とか、もうイライライラしてしまいました。ヒロインは素敵です。