シンデレラの屈辱
」のレビュー

シンデレラの屈辱

シャロン・ケンドリック/秋元奈美

ヒーロー拗らせ過ぎ

ネタバレ
2020年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 秋元先生のHQが好きで、今回も作者買いです。「ギリシャの富豪」、「傲慢」というHQの基本コンセプトが全開で話が進んでいきます。
このパターンは既に見たことがある感じはありますが、好きな女の子に意地悪してしまう小学生男子のようなヒーローはともかく、あんなに暴言を吐かれたら、普通は大嫌いにしかならないのに何故か惹かれてしまうヒロイン。
ギリシャとイギリス、二つの国を往き来しながら、互いの心に秘めていた気持ちが溢れ、後半話が進みますが、本作は全体的にヒーローが暴言(それも結構なレベルの言葉)を吐くページが多く、またヒロインの母の昔の行いに苛まれる様は、ドキドキというより、気が重くなる時間が長かったです。
そこはHQなので最後はうまく納めてますが(笑)、個人的には、秋元先生の作品のヒーローじゃなかったら、読めてたかな~という気はします。
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