難しそうにしてたわりにチョロかった印象が





2020年5月25日
パーティーのエスコートというお仕事って本当にあるのかも、とHQに何度か見てそんな気がした。てっきりお話のなかのものかと考えていた。欧米はカップル文化だし需給はありそう。
ストーリーは終始彼が押せ押せ、割と痛々しい一人相撲。その膠着を尻目にヒロイン兄が不相応なビジュアルで美女を射止め、大金星。
ヒロインがずっとこだわってったデイビッド、決着。
その結末がしっくりくるほどには入り込めなかった(初読時)。
デイビッドデイビッドで、ヒロインが凝り固まっていたことが、一因かと。
生き物登場シーンは笑った。
私はHQには恋に落ちる場面は、やはりロマンチックを期待してしまうのだ。
なかなか方向転換出来なかったヒロインだから、よほどギア入ってないと、着くべき地点の辿り着いた到達感薄まる。
マイクと、そのタイミングでそういう所で?、というのもウーンという感じ。父出奔は2日後?半年後?祖父登場迄?
前言撤回。以下は再読後。
2度目にスティーヴンサイドで味わってみたら、最終的に彼が噛み締めている喜びに、読者的にものすごくホッとした自分をちゃんと感じ取れた。
すると1度目に読んだ時には痛々しいと思っていたスティーヴンよりも、もっと痛々しいのがヒロインであるように感じてしまい、それでもなお自分でけじめをつけて事態収拾の責任を取る気になる、ヒロインの心持ちに、大きい企業組織でナンバー2に座ってきた肝っ玉を見せたと感じた。スティーヴンから見えるヒロインはその一連の中
ことに傷つき、それでも受け止めて、生きている。彼の思うジェニファー像(驚くほど誰より恐らく正確な)は、しかし、期待させるような言動を取ってこなかった。
一方で、冷静に自分を見つめて引き出した自分の処し方に、軌を一つにするかのデイヴィッドの言葉、それを聞き取るヒロインの落ち着いた心境が分かったので、私の感じてたヒロインの痛々しさは消えていった。
スティーヴンサイドに立てば、ヒロインの心の整理は一切見えないから、ダメかなという(見せたくはないだろうが)所からの急旋回、嬉しすぎるに決まっている。喜ぶシーンのドラマは、彼の為にあるようなものと感じた。
持たざる者が自力で企業トップに登り詰める、そういう人間のエネルギーや、自信の台詞に、漲る男気があった。そんな人間が、恋愛にはそこまでになる、というのがいい。
マイクも幸あれ。
ストーリーは終始彼が押せ押せ、割と痛々しい一人相撲。その膠着を尻目にヒロイン兄が不相応なビジュアルで美女を射止め、大金星。
ヒロインがずっとこだわってったデイビッド、決着。
その結末がしっくりくるほどには入り込めなかった(初読時)。
デイビッドデイビッドで、ヒロインが凝り固まっていたことが、一因かと。
生き物登場シーンは笑った。
私はHQには恋に落ちる場面は、やはりロマンチックを期待してしまうのだ。
なかなか方向転換出来なかったヒロインだから、よほどギア入ってないと、着くべき地点の辿り着いた到達感薄まる。
マイクと、そのタイミングでそういう所で?、というのもウーンという感じ。父出奔は2日後?半年後?祖父登場迄?
前言撤回。以下は再読後。
2度目にスティーヴンサイドで味わってみたら、最終的に彼が噛み締めている喜びに、読者的にものすごくホッとした自分をちゃんと感じ取れた。
すると1度目に読んだ時には痛々しいと思っていたスティーヴンよりも、もっと痛々しいのがヒロインであるように感じてしまい、それでもなお自分でけじめをつけて事態収拾の責任を取る気になる、ヒロインの心持ちに、大きい企業組織でナンバー2に座ってきた肝っ玉を見せたと感じた。スティーヴンから見えるヒロインはその一連の中
ことに傷つき、それでも受け止めて、生きている。彼の思うジェニファー像(驚くほど誰より恐らく正確な)は、しかし、期待させるような言動を取ってこなかった。
一方で、冷静に自分を見つめて引き出した自分の処し方に、軌を一つにするかのデイヴィッドの言葉、それを聞き取るヒロインの落ち着いた心境が分かったので、私の感じてたヒロインの痛々しさは消えていった。
スティーヴンサイドに立てば、ヒロインの心の整理は一切見えないから、ダメかなという(見せたくはないだろうが)所からの急旋回、嬉しすぎるに決まっている。喜ぶシーンのドラマは、彼の為にあるようなものと感じた。
持たざる者が自力で企業トップに登り詰める、そういう人間のエネルギーや、自信の台詞に、漲る男気があった。そんな人間が、恋愛にはそこまでになる、というのがいい。
マイクも幸あれ。

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ココ さん
(男性/50代) 総レビュー数:0件