このレビューはネタバレを含みます▼
令和の少女漫画は全く分かりませんが、昭和50年代
当時「なかよし」に連載されていたこの漫画は田舎に住む私には外国を教えてくれた大好きな作品でした。原ちえこさんの絵は綺麗で可愛くて華やかです。資産家の孫娘のアリスはピアニストに憧れる少女ですが家が破産すると激変する家庭環境に身をおきながらも健気に家族を守ろうとする姿が印象的です。美人で鼻持ちならない妹のプリシーに恋人を奪われる場面は圧巻ですが最終的にピアニストとしての理解があるギルバートとの出会いがアリスの運命を変えるきっかけとなりいいラストでした。