このレビューはネタバレを含みます▼
異世界の王、獣人のアラム(α)×突然召喚されたユウ(Ω)。同名小説のコミカライズ版、原作は未読。女性と付き合ってもEDでフラれてばかりのユウは、突然異世界に召喚され、待ち構えていたアラムに初めての快感を植え付けられる。ユウのいた現代日本にはオメガバースの概念はなく、異世界ではαは獣人、Ωは超超稀少種という設定。絵が綺麗だし、無理なくすっきりまとまっていて面白かった。戸惑い、反発もあったユウが少しずつ慣れて現状やアラムを受け入れる過程が自然だし、出会って間もない同士が惹かれ合うのもオメガバースならでは。ユウが勘違いで突っ走るタイプじゃないので、王道で優等生的な予定調和ではあるけど、愛情と信頼が感じられて気持ちのいいお話でした。従者のハルが癒し的な可愛さ。このあとの二人が見たいけどなさそうで残念。原作も読んでみたいです。
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