このレビューはネタバレを含みます▼
夏目作風が全開です。黒髪受けのキャラが似通っていて、飴パラ見てる感覚ですね。わちゃわちゃ小うるさい受けの絆され方、惹かれ方…同じだ…でも恋に悩むと健気でいじらしい。
攻めはなんと21歳に見えない、いかついハウスキーパー。でも優しくて男らしい。こっちも飴パラとかぶるかなぁ…そろそろワンパターンは飽きてきました。もう卒業時かなぁ…
設定は目新しく、ハウスキーパーは面白そうです。
と、思って3話目読んだら、完結でした。何のドキドキもワクワクもなく、あっさりくっついて終了で、開いた口がふさがりません。和久井は、受けのどこを好きになったのか皆目わからず、好きになられたから好きになってみましたって感じです。何の感動もなく、中途半端で驚きました。何話で終わるかわからない単話売りの怖いところですね。
そして、コミック本に二人のその後が描かれていて、またがっかり。付き合うようになり、ちゅうしたり、お互い触りっこしたり、やがて初エッチに至るわけですが……何かいじり合ってる延長で、興味半分に挿入しましたみたいな感じです。中学生が「お前どっちする?先つっこむ?次、交代な」みたいな感覚で、ロマンチックの欠片もなく、好きで好きで相手を求めてるとは違いますね。非常に残念な作品で、もう読むことはありません。