このレビューはネタバレを含みます▼
作者買いです。ラストまでずっとハラハラドキドキしていました。この方の作品は毎回作品の世界への引き込まれ方が強烈で、気づけば次を読みたくなってどんどん頁をめくってしまいますね。またそれと同時に世界が終わってしまうのが寂しくて先を知りたくないような、そんな矛盾した思いに囚われます。主人公の啓の成長物語であり、レヴィン、ラウルとの三角関係や、薔薇騎士としての運命が入り交じり、目の離せないストーリーです。その後の物語が書かれていない分、最後の挿絵を見ながら幸せな未来を想像しています。