このレビューはネタバレを含みます▼
男爵家のバカ三男坊トーマスがおこした、大掛かりな詐欺事件。全財産はもとより、借金までして投資した人達の人生は地獄へとおちたはず。それなのに、関係ないとはいえ、バカトーマスの実家は相当な資産家なわけで、まったく知らんぷりっていうのはどうなんだろう。もちろんどんな状況だろうと、返済義務はトーマス本人にあって、親戚には関係ないとは思うけど、騙された側にすれば、何とかならないものかと思うのは仕方ない気がする。ヒロインにしても、村のみんなが苦しんでる中、自分だけ、しかも詐欺師の甥に嫁いで、ひとり借金地獄から救われて、豪邸で暮らすって…ちょっと、良かったねって気分にはならないかなぁ。