マグノリアの木の下で
」のレビュー

マグノリアの木の下で

葉月暘子/エマ・ダーシー

相手の言い分を聞く

ネタバレ
2020年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みの段階で気づいたことだったけれど、まるでコピーを3回は繰り返したような描線が、それは葉月先生のアートスタイルであるとして割り切れず、消えかかった途切れかかった輪郭が霊でも表現しているみたいで、迷いのある線であるみたいに見えて、安定感を抱けなかった。
また、ざっくり粗めの印象もどうしても拭えない。
制作にかける時間数が短かったのだろうか。

大き目のコマで人を大きく使ったりするため、全体が白っぽい印象も結構強い。

ヒロインのナイスバディが、彼女に受難大きい人生をもたらしたが、そこ、元彼のみならず、男性の多くは見るところだろう。綺麗事言っても、男性なのだから、目がいってしまってもむしろ、あからさまに来て、ヒロインの事を美しいとストレートに賛美してくれてたのだから、ごちゃごちゃネガティブに走らなくても、と思う。男って、と、ひとまとめに男性全体を決めつけるようなら、前後不覚のよっぱらいになってのヒロインの行動は
ほめたてられたものではない。

ピルをあの時は飲んでなかったと、すぐ自覚していたのだから、そこはっきりするまで、普通は日々気が休まらないものと思う。妊娠したのかしなかったのか、はっきり確信を持つまで落ち着かないものだろう。忘れるなんてことあるだろうか?
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