薔薇色じゃない
」のレビュー

薔薇色じゃない

凪良ゆう/奈良千春

迷いの先の幸せ

2020年6月14日
20歳から35歳までのふたりの迷いの軌跡。別れるキッカケになったケンカと慧一の母が倒れたことなど少しずつズレていく思いから別れに至るまで、その後の迷いやスレ違い重ならないふたりの気持ちなどすごくリアルでわかりすぎて切ない。現実ならそのままフェードアウトするところ、凪良先生のインタビューで知りましたがBLはハピエンのお作法があるとのこと(良かった!笑)どんなハピエンを用意するかが作家の技量でしょうか。腹をくくった慧一の必死さと光流があふれさせる思いに納得のすごく素敵なハピエンでした。
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