このレビューはネタバレを含みます▼
Ω嫌いの資産家当主・慧星(α)×性別を偽って使用人としてやってきた雁野(Ω)。目新しさはないけど好きなタイプのオメガバース。でも全体的にさらさら進んでさらっと終わってしまった。Ω嫌いで人間不信の慧星が雁野に愛情を抱くにはまだまだ時間が足りないと思うし(信頼関係ができ始めたかな？くらい)、雁野が慧星への想いと目的の狭間で揺れる葛藤もあるようでやっぱりさらっと。ストーリー自体は破綻なくドラマチックな展開なので、カバー下も含めてもっとじっくり読みたかったです。むしろおまけ的なカバー下に至るまでが一番のドラマだと思う。
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