悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

天壱/鈴ノ助

主人公は良い

ネタバレ
2020年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ メインストーリーはよくある系統ですが、面白いと思います。特に他の作品よりもかなり悪役が悪役なのがとても良いスパイスになっていて、他作品に差別化しています。 珍しくちゃんと戦うヒロインなのも自分的には評価が高いです。

作者さんの心理描写の表現が凄く良くて、 キャラクターに共感したり、好感を抱くのがスムーズです。

個人的にダメだったのは、 非常に素晴らしい 主人公と過去主人公の突き抜けた悪役設定に対して、 周りの男達のキャラがとても薄いです。 基本的にキャラが被ってるし、 セカンドヒーローのアーサーに至っては空気になっています。 初めに出てくる弟を除いて、どんどんよく分からなくなる他の登場人物。 キャラが比較的キチンと立ってた弟ですら、二巻で段々霞んできます。 本来主要人物であるはずの 父や母 特に妹に至っては、 もうしょうがないから登場させてる!感が強く、各 シーンでは説明描写を無理やりつけて無理矢理話に噛ませてる感が半端ないです。

回想が結構長めでページ食ってるな…… それでもパターンがしっかりしてるから面白い! から 2巻は 色々な事がブレブレでごちゃごちゃしてきました。それでいて未消化に感じる箇所が多いです。話は折角面白いんだから、もうちょっとシンプルでも良かったんじゃないかな??って思ってます。
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