「古典部」シリーズ
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「古典部」シリーズ

米澤穂信

古典部シリーズ第6弾

2020年6月18日
今ごろになって古典部シリーズ6冊を一気読み。個人的には本作が一番面白かった。
最初はこのシリーズを推理小説だと思って読んでいて、なんとなくイマイチだなあという印象だったが、この本を読んでいたとき、やっとこのシリーズは本質的にはキャラクター小説なのだということが感覚的に理解でき、そのとたん面白く感じられるようになってきた。謎解きは話をすすめる起爆剤として必要だが、それより登場人物の過去の因縁や関係性の変化を読むのが面白い。
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