天色の瞳は千年の恋を抱く
」のレビュー

天色の瞳は千年の恋を抱く

野原滋/八千代ハル

良かった!

ネタバレ
2020年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。
表紙の絵やタイトルから好みかも、と選びました。

妖の呪いで半妖になり、千年もの間生き続け、視力も人間だった頃の記憶も失い感情があまり感じられないシン。
シンの分身?なのに明るいところだけ残した様なヨキ。
身寄りのない、異人とのハーフで孤独に生きてきた葵。

千年後の世界でのシンと葵は心が繋がってるのかそうでないのか、ぼんやりとした関係性に見えたけど、いずれ妖の呪いで消滅する運命のシンを葵が救いたい気持ちに胸打たれました。
千年前の呪いを受ける前のシン(真之丞)を葵が助けに行くのですが…。
でも助かったら千年後のシンもヨキも消えちゃう!だったらどちらが幸せ?…とこちらも心が揺れました。
ハラハラドキドキして読んでて泣いてしまった。

本編もとても良かったのですが、電子限定の書き下ろしにやられました。
1番望んでいた形でのハッピーエンドでした。
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