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杉原理生/北畠あけ乃

空気感に酔える人のみにオススメ

ネタバレ
2020年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は、で綴られる静かな文章の物語。
受けは魔性の男で包容力のある攻めを振り回します。
でも、その様子が受け目線で静かに綴られるので物凄く不思議な世界観です。
受けは真剣に攻めの事を思っていたり真剣に悩んでいたりしての行動なのは受け目線なのでわかるのですが、なんでそんな事を言う…ということが多々あります。
かの名作BLの「俎上の鯉は二度跳ねる」の修羅場と張り合える修羅場を久々に見ました。
この作品、イライラする人もいるのわかりますが好きな人には凄く刺さる作品です。
読んだ後に作品を思い返して悶々とするのが好きな人はきっとお好きかな、と思います。
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