αの花嫁
」のレビュー

αの花嫁

岩本薫/幸村佳苗

がっかりでした

ネタバレ
2020年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家・岩本薫さんの小説シリーズ・共鳴発情シリーズのスピンオフ作品だと知り期待して1−5話まで購入したんですが、話がちぐはぐしていてあまり楽しめませんでした。話の流れ的に情報が非常に多く、ついていけないほどびっくりするストーリー発展がバンバン出る場面か、同じ行動をただ違う角度で表現している内容すっからかんのエロの極端な二択しかない感じでついていくのが億劫でした。
そして読んでいく中、キャラに愛着がわきませんでした。小説シリーズの方ではオメガの受けの芯が強く、ただ守られるだけの存在ではないところが大好きでこちらの作品でもそのような展開に期待していたのが大きいのでしょうが、あまりにもこちらの受けが個性がなく、されるがままのキャラでがっかりでした。受けはアルファのエリート教育を受けて生徒会長を務めるほどの頭がいいはずなのに、思考が短絡的でストーリー発展でひたすら困惑しているだけで終わってしまっています。そして攻めの方もまるで石を人間にしたような完璧鉄仮面キャラで人間味がなさすぎて、この二人の恋愛なんて高が知れていると感じてしまいました。辛辣なレビューですみません。期待していた分、かなりがっかりでした。
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