うわさの姫子
」のレビュー

うわさの姫子

藤原栄子

よくぞ、掘り出してくれました。

ネタバレ
2020年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小学館の学習雑誌、低学年向けでは「おはよう姫子」(姫子が、ちっこい)、そして、高学年の「小学五年生」から、毎年、連載が始まる、当時の人気を不動のものとしていた、女の子の恋愛の入り口のお手本のような作品でした。

おねえちゃんが読んでいたのを、借りて読み、自分も「現役世代」として、読むようになり、その後も、続いて… 後輩や、部下とも、共通の話題としてつながることのできる、貴重な作品です。

オトナ買いして、読み直してみると…

名作!文句なし!というときもあれば

かなりのぶっ飛び展開のときもあり

正直、これは…なときもあり

ちょっと、大丈夫なの?と言いたくなるほどのシリアス展開のときもあり


まあ、作者さんも人間ですから、これだけ長期連載すれば、バリエーションも豊富になるというものです。

大本命の、まさき君は、あの「真壁くん」と双璧をなす、当時の理想の少年像ですね。

脇役陣も、充実しています。

個人的には「花太郎ちゃん」が出てきたときの巻が、お気に入りです。
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