このレビューはネタバレを含みます▼
あいは、ゆうちゃんを返す必要はなかったんじゃないかとも思いました。捨てた実の親がいうように、援助してもらって、会わせてあげるという関係で、あいと暮らしていっても、ゆうちゃんはピアノの才能も伸ばせたし、幸せになれたのでは。結果的には、お金持ちのお嬢様になって、盲目のピアニストとして活躍、幸せな結婚をすることになったけれど、大好きなお父ちゃんと突然会えなくなって、ゆうちゃんは捨てられたと思ったかもしれない。その辺が描かれておらず、いきなり20年後に飛んだのが残念。名乗らないまま、結婚式で再会したシーンでは泣いてしまいました。あいが、ゆうちゃんの子育てを助けてくれていた女医さんと幸せになったのが救い。