善悪の屑
」のレビュー

善悪の屑

渡邊ダイスケ

ダークな水戸黄門

2020年7月2日
犯罪被害者の癒しってどんなことなんだろうって考えざるを得ない
この作品で描かれてる加害者は先ずもって最後まで後悔やら反省の気持ちを持たずに死んでいくんだど、そんな人間にどんなに身体的な苦痛を与えても痛い苦しいって気持ちしか生まれないんだろうなって思う
でも、それでも読んだ後何となく納得しちゃうのは、自分にもされたことは返してやりたいって気持ちがあるんだろうなと思い知らされる
とってもブラックなファンタジー
読後スッキリしない気持ちになるけど、読み続けちゃうのはカモさとトラさんに温かな人間性を感じるからかな
この二人が最後にどんな形でも救われると良いなと願っています
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