花園メリーゴーランド
」のレビュー

花園メリーゴーランド

柏木ハルコ

すごい漫画!

2009年10月14日
子供の性教育の為に「性教育実習」を行う山奥の村に迷い込んだ少年が不可解な行事に巻き込まれてしまうという設定だけでもインパクトがあるのに、背景(特に寒村の、雪の降り積もる灰色の景色な感じが絶妙)、クライマックスの祭りの設定、その中の歌の歌詞、人々の方言がただの漫画ではすまされないくらいリアリティがある。

思わず読後にその村をネットで探したほどだ。

そんなリアリティが、登場人物の恐怖やキャラクターを益々本物に引き立て、「八墓村」的な村の閉鎖的雰囲気を出している。

ただその村には殺人ではなく日本ではタブー視される性の独特文化があるという設定がこの漫画のすごさだ😃

題名だけでは計り知れない深い内容で読んで損はない。同作者の「いぬ」を読んだことがあるが、この作品は一味も二味も違います。

恐らく性描写の映像化が公共電波では限界があるためドラマなどが難しいのでしょうが、映画になってもおかしくない作品💡しかしレビューのほとんどが絶賛してるように、作品の持つ力に誰しもひきこまれる❗一気読みしてしまうので、全作品購入パックがおすすめ❗ただのパック購入だと最後の何話分をちまちま買うことになり後悔しますよ💦
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