このレビューはネタバレを含みます▼
大江の前に度々立ちはだかるK林、初めのK林は12年前に遊んでやっていた年下の子供。可愛がっていたけれど、K林は新聞に載るような発見をして、大江が羨望と嫉妬と寂しさから口を利かない内に引っ越していった。K林にとって大江は初めて声をかけて認めてくれた唯一無二の存在で、大江は過去の自分の行いからK林のことは忘れられない存在。天才K林が大江にだけみせる執着とK林のことが気になって仕方がなくなる大江。2人が出会ってから刺激を与え合い、研究者として成長していくブロマンス的な雰囲気でも十分満足でしたが、描き下ろしでちょこっとありました。やはりラストに幸せを見届けるのは大の喜びです。他にこれまた雰囲気のある短編が8ページ。総195ページ。修正=見えない構図。