番からはじめていいですか?【コミックシーモア限定描き下ろし漫画+特典付き】
リトルエヌ
このレビューはネタバレを含みます▼
「ボクは道くんのΩになりたい」のスピンオフ。ボクは〜の主人公である亮くんの兄の怜とその番の柊馬のお話。こちらだけでも十分読めますが、本編を読んだ方がこの家族(篠津家)の人物構成がよりわかっていいと思います。篠津家の子ども達は長男の怜がαで、後は妹も弟もΩ。両親は運命の番で皆愛されて育てられたので性格がとても真っ直ぐで素直で良い。でも柊馬は子どもの頃は親にとても愛されていたのに、中学時の検査でΩとわかった途端に拒絶されネグレクトを受けたため自己肯定感がとても薄い。そんなとこに、怜も言葉が足りないもんだからお互いの気持ちがなかなか交差しない。だからたまに出てくる弟の亮にとーっても癒された。怜の友人達がいい意味で柊馬にスパイスを与え、怜の本当の想いがわかってきて…。最後はあまあまな2人になって大円団でした。絵が下手ウマ(失礼)な感じだけど、私は好き。このお話の雰囲気に合っていると思います。オメガバースの話なのでHはあるけどさほどではなく、あっても白抜きかいらず、って感じです。読後感はとてもいいと思う。今度はα同士でCPになった怜の友人達のお話なんかも読みたいなぁ。
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