このレビューはネタバレを含みます▼
読み放題。
作者の別作品が好きで読んでみたけど、微妙だった。
1巻の飲み会のくだりでヒロイン友人にまず不快感、飲み会の相手に胸糞、2巻で当て馬が助けてくれるが、この当て馬も意識が朦朧としたヒロインに最後までやったくさい描写でドン引き。この時点でこんな展開考える作者の感性を疑ってしまった。というか、そもそも友人に婚約までしてる彼氏がいると言ってないのに疑問。その程度の友人のためにヒーローが嫌がるのに合コン行くヒロインがまずアウト。友人も自分が誘って遅れるとか、あんな合コンつかんでくる人間関係に疑いが。ミーハーなくせに当て馬本人が目の前に来ると逃げるとか、そんなのでどうやって落とす気だったんだこの友人。最後にその友人と当て馬がいい雰囲気とかやってたが、それまでの経緯を見てると友人だけ何も失わない傷つかない一人勝ちに見えて不快感が凄いので、絶対くっつかないでほしいわ。
前半はヒロインが浮気したかどうか当て馬のちょっかいやらでごちゃごちゃ、後半はヒーローが仕事で海外赴任するかどうかでゴタゴタな展開。でも後半のはヒロインが一年休学すればすむ話で、数話かけて悩むような内容ではなかった。ヒロインが夢があって、そのために大学で勉強してたり、就職活動してるってくだりがあれば違うけど、ヒーローの嫁以外の選択してなさげで結婚準備とかしてたしな。悲劇っぽく書いてたけど、悩む余地のない話で、いい歳して(たぶん30〜31歳)そんなことも浮かばないヒーローもアホっぽく。
ストーリーの起伏はあるけど、ヒーローの溺愛っぷりはあまり楽しめず、当て馬と友人と、ヒロインの間抜けっぷりに度々イラッとする話だった。
読み放題ならいいけど、買ってまではあまりオススメしないかな。