禍々しき獣の逝く果ては
」のレビュー

禍々しき獣の逝く果ては

楠本弘樹

オカルト

ネタバレ
2020年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外も出てくるダークミステリー作品。人外同士のバトルが主体なのかと思いきや、タイムパラドックス、クローン、輪廻転生など、ありとあらゆるオカルトを詰め込んだ作品でした。一応グロ注意です。
「07‐GHOST」がお好きならハマるかもしれません。
時系列がかなり飛び回るので最初はわかりくいかもしれませんが、少しずつ謎が解き明かされていく様子にワクワクさせられました。詰め込みすぎ感はあるけど、読みごたえ抜群です。
綺麗にまとまっているとは思いますが、個人的にエピローグをもう少ししっかり目に描いてほしかったです。レオンの物語としては素敵なラストだったとは思うのですが、アリアの物語としては報われなさすぎて…。おそらく今後レオンがアリアに記憶のことをちゃんと伝える機会があるのかもしれませんが、そのシーンはぜひ作中に入れてほしかったです。
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