無重力の髪とブス顔の女子たち





2020年7月25日
最近の転生物のお約束だけど、これもあんまり転生である必然性はなかった。いや、思い出したように「(現代社会の人間だった)前世の知識」が出てくるんだけど、このお話の場合は別に前世が現代社会人じゃなくてもよかったというか、むしろ「よく出来る主人公」のほうが魅力的になった気がする。これはダメ出しじゃなくて、作者の力量ならば本来は「なろう系鉄板ネタの異世界転生」じゃなくても十分面白く出来たはずなのに、地場(なろう)が「異世界転生じゃないと取っ掛かりとして見てもらえない」ので敢えて書いた、という感じがするんだよね。あと絵は微妙。下手じゃないし寧ろ漫画(コマ割りや効果など)は上手だけど、肝心の女の子の表情が抜群に可愛くない。どうしてそんな「ぐしゃあっ」と歪めた顔にするんだろう。

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